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遺影の飾り方に決まりはある?飾る場所や順番など注意点を解説

  • watanabe6049
  • 3月3日
  • 読了時間: 8分

更新日:6月10日

「故人の遺影をどのように飾ればいいか分からない」、「遺影の飾り方に決まりがあるのか不安」という方は必見です。

この記事では、遺影の飾り方について、順番、方角、注意点などを詳しく解説します。

故人の尊厳を保ち、ご遺族の気持ちに寄り添うための適切な遺影の飾り方をご案内します。

故人への感謝の気持ちを込めて、心安らぐ空間を作りましょう。

遺影の飾り方に関する基本的なルールや、宗派や地域によって異なる慣習なども詳しく解説しているので、安心してご参考にしてください。

特に現代では、アパートやマンションに住む人が増え、仏間がない家庭も多いでしょう。

そのため、先祖代々の遺影を飾る場所に困っている方も少なくないのではないでしょうか。

かつては、一軒家で仏間があるのが一般的で、鴨居や長押の上に遺影を飾るのが一般的でした。

しかし、現代では住居事情も変化し、遺影を飾る場所の確保が難しくなっています。そこで、遺影の飾り方について解説し、場所がない場合でも適切な方法で遺影を祀る方法をご紹介します。

遺影の飾り方に決まりはある?飾る場所や順番など注意点を解説

遺影の飾り方に厳格な決まりはない

故人様を偲ぶ写真として、遺影は重要な役割を担います。

一般的に、お通夜やご葬儀の際に使用され、その後は自宅に飾られることが多いですが、昨今の住宅事情では仏間がないことも多いです。

なので、飾る場所がなくて困ってしまう方もいるかと思いますが、宗教などにもよりますが、基本的に飾り方に厳格な決まりはありません。

遺影のサイズは、四つ切りサイズ(254mm×305mm)が一般的ですが、葬儀の規模や故人様の生前の希望などに応じて、さまざまなサイズが選択可能です。

宗教によっては遺影の飾り方や位置に決まりがある場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

特に、結婚されて間もない方や、宗教に詳しくない方は、家族や親族、葬儀社などに相談するようにしましょう。

遺影は、宗教的なものではなく、故人様を偲ぶ気持ちの表れとして、飾るかどうかは個人の自由です。

しかし、故人様と家族のつながりを象徴する存在として、多くの人が遺影を大切に飾っています。

こうすることで、遺影を通して故人様の温かい笑顔や思い出をいつまでも心に留めておくことができるでしょう。

遺影の飾り方に厳格な決まりはない

遺影を飾る場所

故人との別れを惜しみ、その存在を感じられるように、遺族は遺影を飾る場所を選びます。

遺影は、故人が生きた証であり、大切な役割を担います。

遺影の飾り方によって、故人への想いが表現されるからです。

遺影を飾る場所の選び方は、故人との関係性、宗教、地域、家の間取りなど、多岐に渡る要素が複雑に絡み合っていますが、一般的に四十九日を過ぎているかどうかによって、遺影を飾る場所は変わります。

遺族は、故人との思い出を大切にしながら、故人の魂が安らげる場所を選んで、遺影を飾るようにしましょう。

以下に紹介する内容も宗教によっては違いがあるので、葬儀社などに確認する必要があります。

四十九日までは後飾り祭壇に飾りましょう

故人様のお骨を自宅に迎えた後、忌明けまでは後飾り祭壇に安置するのが一般的です。

後飾り祭壇は、故人様のご遺骨を一時的に祀るための特別な祭壇です。

通常は二段式または三段式で構成され、遺影は上段に飾られることがほとんどですが、状況によっては中段に飾られることもあります。

後飾り祭壇の飾り付けは、葬儀社が準備してくれる場合が多いので、配置に関しては担当者に任せるのが一般的です。

四十九日以降は仏間などに飾りましょう

故人の方の遺影は、四十九日以降は、一般的に床の間、仏間、仏壇の近くに飾られます。

古来より床の間は、身分の高い方が座る場所として位置付けられてきました。

そのため、床の間への遺影の飾り付けは、故人様への敬意を表す行為とされています。

仏間または仏壇周辺では、鴨井や長押に飾ると良いでしょう。

鴨井は、襖や障子などを設置するための上枠部分です。

一方、長押は、和室の壁面に設置されている化粧部材のことです。

遺影を飾る行為は、故人様が極楽浄土から見守ってくれているという象徴的な風習として長く受け継がれてきました。

したがって、床の間、仏間、仏壇がない場合でも、リビングや寝室など、ご自宅の落ち着く場所に飾っても問題ありません。

遺影の飾り方

現代の住宅事情では、アパートやマンションでの生活者が多く、故人の遺影を飾るスペースの確保に苦労するケースも少なくありません。

遺影は故人を偲ぶ大切なものですので、適切な場所に飾りたいと考えるのは当然です。宗教などによって違いはありますが、厳格な決まりはないので、下記を参考に飾っていただければと思います。

遺影を飾る場所は、故人とのつながりを象徴する場所であると同時に、遺族が故人を偲びやすくなる場所を選ぶことが重要です。

具体的には、リビングや仏間、書斎など、家族が集まる空間や故人が生前に好んでいた場所などが考えられます。

また、遺影の大きさに合わせて、適切なスペースを確保することも大切です。

遺影の飾り方としては、遺影立てや額縁を使用する方法が一般的です。

遺影立ては、遺影を立てて飾るためのスタンドで、様々なデザインや素材のものがあります。

額縁は、遺影を額装して飾るための枠で、遺影のサイズやデザインに合わせて選ぶことができます。

故人が終活をされていた場合は希望の額縁や飾り方をしてあげると良いでしょう。

遺影を飾る際には、遺族の気持ちや故人の生前の様子などを考慮することが大切です。

例えば、故人が生前、花を好んでいた場合は、遺影の横に花瓶に花を生けて飾るのも良いでしょう。

また、故人が好きな写真や思い出の品を一緒に飾るのも、故人を偲ぶ良い方法です。遺影の飾り方は、故人への想いを表現する大切な行為です。

故人とのつながりを大切にし、故人を偲びやすい空間作りを心がけましょう。

遺影の飾り方

遺影を飾る時の方角

故人の方の遺影を飾る方位には明確な決まりはありませんが、一般的には南向きや東向きが好ましいとされています。

これは、南向きや東向きは太陽の光が入りやすく、明るく温かい印象を与えるため、故人の方の安らぎを象徴すると考えられているからです。

ただし、遺影は直射日光に長時間さらされると日焼けしてしまうため、直射日光が当たらない場所に飾るようにしましょう。

複数の遺影を飾る時の順番

故人の方々の写真は、一般的に亡くなった順番に飾られることが多いです。

遺影は、右側に高い位置に飾られることが多いことから、亡くなった順に右側から左側に飾るのが一般的です。

遺影の飾り方に関する注意点

遺影の飾り方については、明確な決まりはありません。

しかし、守るべき注意点はありますので、ここで解説いたします。

  • 遺影は、仏壇の中や真上に飾ることは避けるべきです。

  • 故人の宗派や地域によっては、遺影の飾り方に独自の風習がある場合があるので、事前に確認しておくことが重要です。

  • 遺影が落下しないよう、しっかりと固定する必要があります。

仏壇の中や真上には飾りません

故人の方の遺影を置く場所として、仏壇の上や仏壇の中は、避けるべきです。

仏壇は、ご先祖や信仰の対象である御本尊を安置する重要な場所であり、その上に遺影を飾ることは、御本尊を見下す行為となり、大変失礼です。

さらに、仏壇の上は、極楽浄土を表すという考え方もあります。

生前の姿が仏壇の中にあることは、仏壇の空間を不浄にするため、避けるべきとされています。

宗派や地域の風習を確認しましょう

故人の方の遺影写真は、宗派によって飾り方に決まりがある場合があり、注意が必要です。

例えば、曹洞宗では遺影は南向きに置くことが定められています。

また、真言宗では総本山の方向に拝むため、遺影もその方向に向けて飾る必要があります。

遺影の飾り方に関する注意点

遺影の額縁(フレーム)選びのポイント

故人の希望があれば、その額縁を使えばいいですが、特に希望がなかった場合、悩んでしまうことも多いかと思います。

額縁(フレーム)選びの際は下記ポイントで故人の好みや、飾る場所にあったものを選ぶと良いでしょう。

  • 額縁の色、形

  • 壁掛けか立てかけて飾るか

  • 額縁の素材

  • 額縁の入手方法

額縁(フレーム)の選び方に関しては別の記事でご紹介しておりますので、そちらを参考にして頂ければと思います。

遺影飾り方:注意点まとめ

故人への感謝の気持ちと尊敬の念を込めて、遺影を美しく飾りましょう。

遺影の飾り方一つで、故人への想いがより一層伝わるだけでなく、故人への供養もより深く、心を込めて行うことができます。

故人との別れを乗り越え、大切な思い出と共に、穏やかな日々を送るために、遺影を正しく飾り、故人を偲んでください。

遺影飾り方:注意点まとめ

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