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終活やることリストとは?具体的に何をすればいいのかご紹介

  • watanabe6049
  • 1月22日
  • 読了時間: 14分

更新日:6月10日

「終活って何をすればいいの?」「自分には関係ないと思ってたけど、そろそろ始めなきゃいけないのかな?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、終活の始め方から具体的な準備、そしてよくある質問まで、わかりやすく解説していきます。

終活は、自分の人生を振り返り、大切な人に想いを伝えるための貴重な機会です。 将来への不安を解消し、より充実した日々を送るためのヒントがきっと見つかるはずです。 具体的なやることリストや、専門家への相談方法なども紹介しているので、ぜひ最後まで読んで、自分にとって最適な終活プランを見つけてください。


終活やることリストとは?具体的に何をすればいいのかご紹介

終活の始め方、必要なこと、手順を解説

人生の最終段階における準備として、終活は、残りの時間をより充実したものにするための重要な取り組みです。

終活の必要性は大きく二つに分けられます。一つは、家族への負担軽減です。終活が十分にできていないと、遺された家族は、故人の預貯金や保険の内容を把握できず、相続トラブルや遺品整理の遅延といった問題に直面する可能性があります。故人の意思を明確化し、家族への負担を最小限に抑えることが、終活の重要な目的の一つです。

もう一つの理由は、自分の人生をより豊かに過ごすためです。

終活は、自分の人生を振り返り、これまで積み重ねてきた経験や思い出を整理する機会となります。自分の価値観や人生観を再確認することで、残りの時間をより有意義に過ごすための指針となります。また、将来への不安を解消し、前向きな気持ちで日々を過ごせるようにサポートする役割も担います。

終活は、高齢者だけの課題ではありません。50代、40代であっても、早すぎるということはありません。むしろ、体力や認知能力が衰える前に、終活に取り組むことをおすすめします。

身の回りの整理や、介護や終末期医療に関する情報の収集、葬儀費用や墓所の費用に関する調査など、終活は、将来の不安を解消し、より充実した人生を送るための具体的な行動を促します。老後の資金計画を見直し、生活設計を再構築する機会ともなります。

初めて終活に取り組む方のために、具体的なToDoリストをご紹介します。一気に全てをこなす必要はありません。できることから少しずつ始めてみましょう。

  • 自分の財産や保険について整理する

  • 家族に自分の意向を伝える

  • 葬儀や墓地に関する情報収集

  • 介護や終末期医療に関する情報収集

  • 遺品整理の準備

  • エンディングノートの作成


終活の始め方、必要なこと、手順を解説

終活のやることリスト:今すぐできることから始めよう

人生の最終段階において、終活は、さまざまな事柄を整理する重要なプロセスです。

以下では終活の際にすべきことをご紹介いたします。

エンディングノート作成で想いを伝える

人生の最終段階における準備として、エンディングノートの作成は非常に有効です。エンディングノートは、個人が自身の財産、介護・医療に関する希望、葬儀に関する意思などを一冊にまとめ、記録するための冊子です。

書店やオンラインショップでは、さまざまな種類のエンディングノートが販売されています。市販のエンディングノートは、必要項目が事前にまとめられているため、終活初心者の方でもスムーズに情報を整理できます。

エンディングノートには、主に以下のような項目を記載することを推奨します。

  • 自身の基本情報(氏名、生年月日、本籍、遺言書の有無など)

  • 財産・資産(預貯金、口座、有価証券、不動産、その他の資産、借入金、貸付金など)

  • 年金・保険(加入年金の種類、加入保険の種類、受取人、連絡先など)

  • 医療・介護に関する希望(かかりつけ医、終末期医療に関する希望、告知に関する希望、介護が必要になった場合の希望場所・人物、介護資金など)

  • 葬儀・埋葬に関する希望

  • 関係者の連絡先

  • 公共料金の契約内容

エンディングノートに記載する内容は多岐にわたり、中には感情的な整理が必要な項目も含まれます。そのため、一度に全てを書き終えようとせず、書きやすい項目から少しずつ記入していくことをおすすめします。

エンディングノートを作成したとしても、その存在を誰にも知らせていないと、いざという時に身近な人が困ってしまう可能性があります。信頼できる人にのみエンディングノートの存在を伝え、普段は人目に触れない場所に保管しましょう。財産・資産の内容や口座の暗証番号などの重要な情報は、保護シール付きのエンディングノートを使用することで守ることができます。

近年では、手書きのエンディングノートに加えて、スマートフォンで利用できる終活アプリも登場しています。デジタルツールの方が好みに合う場合は、終活アプリを活用してみるのも良いでしょう。ただし、必要な時に本人または家族がスムーズにアクセスできるように、パスワードを信頼できる家族に伝えておくことが重要です。


エンディングノート作成で想いを伝える

遺言書の作成:財産や相続の準備

遺言書は、エンディングノートとは異なり、法的効力を持ちます。そのため、亡くなった後に財産をどのように分配するかという意思を法律的に保護するためには、遺言書を作成しておくことが重要です。

遺言書には、主に「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の2種類があります。

自筆証書遺言は、自分で手書きで作成する遺言書です。手軽で費用がかからないというメリットがありますが、作成には注意が必要です。2020年の法改正により、遺言書の保管制度が導入されたため、法務局に預けることができるようになりました。これにより、以前のように裁判所での検認が必要なくなるなど、手続きが簡素化されました。

公正証書遺言は、公証人が作成し、公証役場で保管する遺言書です。費用や手間がかかりますが、公証人に作成してもらうことで書式上のミスを防ぐことができます。

遺言書を作成する際には、正しい手続きを踏む必要があります。不安な場合は、司法書士、行政書士、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

どちらの遺言書も、相続人が存在を知っていなければ意味がありません。法務局に預ける場合は、死亡時の通知を希望できますが、それ以外の場合は、信頼できる人や家族、遺言執行者などに保管場所を伝えておくことが重要です。

不要品整理:思い出と向き合い、スッキリと

人生の終活では、所有物の整理も重要な要素です。特に不要な物は、早いうちに処分することがおすすめです。

「全てを手放すのは難しい」と感じることがあるかもしれません。そのような場合は、「絶対に手元に置いておきたいものは何か」という視点を持つことで、整理がスムーズに進みます。

大切な思い出の品や、家族に受け継いでもらいたい物は、誤って処分しないよう、保管場所を決め、整理しておくと安心です。

パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器も、定期的に確認し、不要なデータや見られたくない情報は整理・削除しておきましょう。

使っていない銀行口座も、見直しが必要です。全ての通帳やキャッシュカード、ネット銀行も含めて確認し、使用している口座と使用していない口座に分類しましょう。使用していない口座は、なるべく早く解約することをおすすめします。


不要品整理:思い出と向き合い、スッキリと

葬儀・お墓の準備:安心できる未来のために

人生の最終段階における準備として、葬儀や墓地に関する準備も重要な要素です。自身の葬儀や埋葬に関する希望は、エンディングノートに記録しておくことが有効です。

これにより、家族や親族は、故人の意向を尊重した葬儀を執り行うことができます。さらに、葬儀費用や生前予約、遺影写真、墓地の購入費用などは、可能な限り生前に準備しておくことで、家族への負担を軽減できるでしょう。

老後資金の確保:経済的な不安を解消

老後の生活資金は、年金収入だけでは不足する可能性も考えられます。

老後の生活資金に不安がある方は、将来必要な資金を見積もるシミュレーションを行うことをおすすめします。金融機関や不動産会社などのウェブサイトでは、簡単な情報を入力するだけで将来必要な資金を試算できるサービスを提供している場合があり、このようなサービスを利用することで、老後資金の目安を把握することができます。

シミュレーションの結果、老後資金が不足するとわかった場合は、不動産の売却も検討できます。住み慣れた自宅を離れることに抵抗がある場合は、リースバックやリバースモーゲージといった方法も選択肢となります。リースバックは、住んでいる家を売却し、賃貸としてその家に住み続ける方法です。リバースモーゲージは、住んでいる家を担保にして金融機関から資金を借りられる方法です。年金や預貯金以外にも資金繰りの目途を立てられることで、安心して老後を過ごすことができるでしょう。

高齢者向けの経済的な支援として、生活福祉資金貸付制度といった公的な貸付制度があります。これらの制度についても確認しておきましょう。

介護・医療:意思表示で自分らしく生きる

人生の最期まで自分らしく過ごすためには、事前に希望や意思を明確にしておくことが大切です。具体的には、延命治療や救急処置、認知症や介護状態になった場合の対応などについて、あらかじめ考えておく必要があります。誰に、どこで、どのように介護を受けたいのか、介護に使える費用も含めて、家族や信頼できる人に伝えておきましょう。特に、病気で意識を失ったり、認知症で判断力が低下したりする前に希望をまとめておくと、いざという時に家族があなたの意思を理解し、最善のサポートをすることができます。

終末期医療に関する意思表示は、事前に準備しておけば、家族の負担を軽減し、あなたの意向に沿った医療や介護を受けられる可能性が高まります。インターネットで検索すれば、無料で使える事前指示書を見つけることができます。かかりつけ医や家族と相談しながら、希望や意思を具体的に書き留めておきましょう。


介護・医療:意思表示で自分らしく生きる

老後の住まい:理想の生活空間を見つけよう

老後の生活を安心して過ごすために、今の住居が最適かどうかを見直すことは非常に重要です。介護が必要になった場合、またはパートナーに先立たれた場合、現在の住居が安全で快適な生活を保障できるのか、改めて検討する必要があるでしょう。例えば、管理が容易なコンパクトな住居や、介護サービスを受けられる住居への移行も選択肢の一つとして検討できます。さらに、リフォームや住み替えに必要となる費用を事前に確保しておくことも、将来の安心につながります。

今後の生活設計:人生100年時代をどう生きる?

人生の最終章を迎え、多くの人は「終活」という言葉に、お墓や遺産といった死後の準備を連想するかもしれません。しかし、忘れてはならない重要な要素として、これまでの人生を振り返り、叶えたい夢や目標を明確にするという側面があります。

長い人生の中で、私たちは様々な夢や目標を抱きながらも、現実の都合や時間の制約から、後回しにしてきたことや、実現できなかったことが少なくありません。終活の一環として、これらの「やり残したこと」をリスト化し、優先順位を付けることは、充実した人生を送るための重要なステップとなります。

例えば、長年憧れていた旅行、家族との約束、趣味を本格的に始めるなど、これまで叶えることができずにいた夢や目標を改めて見つめ直し、可能な限り実現に向けて努力することで、人生の最後の章に新たな喜びと充実感をもたらすことができるでしょう。

また、これまでの人生で誰かに約束したことを思い出し、まだ果たせていないものがあれば、可能な限り実行に移すことで、心の安らぎを得られるかもしれません。自分の大切な人に「ありがとう」の気持ちを伝えることや、感謝の気持ちを形にすることも、人生の締めくくりとして重要な意味を持つでしょう。

終活は、単に死後の準備をするだけでなく、これまでの人生を振り返り、残りの時間をどのように過ごすか、そしてどのような形で人生を終えたいかを考える貴重な機会となります。悔いのない人生を送るために、今一度自分の人生を見つめ直し、叶えたい夢や目標、やり残したことを整理してみましょう。


今後の生活設計:人生100年時代をどう生きる?

終活に関するよくある質問

人生の最終章を自分らしく、そして安心して過ごすための準備、それが終活です。多くの人が抱える不安や疑問を解消し、スムーズな終活のスタートを支援することで、ご自身と大切な家族の未来をより明るく照らします。

ここでは、終活の際によくある質問とその回答をご紹介します。

身寄りがいない場合の終活はどうしたらいい?

独身の方や、子供や兄弟姉妹とほとんど交流がない方は、少なくありません。そのような場合、任意後見制度や死後事務委任契約の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

任意後見制度は、判断能力が低下した際に、財産の管理や日常生活の手続きを代わりに代理してくれる人(任意後見人)をあらかじめ決めておくことができる制度です。

死後事務委任契約は、亡くなった後の葬儀や納骨の手配、公共料金の支払いなどの手続きを、生前に委託する契約です。

いずれの制度も、弁護士、司法書士、社会福祉士などの専門家に委託することができます。

かつては、亡くなった後のことは家族に任せるのが一般的でしたが、家族の形やあり方が多様化している現代においては、これらの制度が今後ますます普及していく可能性があります。抵抗を感じる方も、まずはインターネットで情報収集したり、関連資料を読んだりしてみることをおすすめします。


身寄りがいない場合の終活はどうしたらいい?

ペットの終活はどうやる?

ペットを飼っている人は、自分の死後、愛するペットの行く末が気になります。ペットの面倒をみてくれる人に、自分の財産を遺贈する「負担付死因贈与」や「負担付遺贈」という方法があります。しかし、これらの方法では、財産を受け取る人が遺贈を拒否することができ、遺贈されたペットの飼育状況を第三者が監視する仕組みもないため、ペットの飼い主にとって十分な安心感を得られない可能性があります。

そこで、注目されているのが「ペット信託」です。これは、信頼できる第三者(ペットを引き取ってくれる個人や法人)に財産を託し、ペットの世話をお願いする契約のことです。ペットの飼い主がペットの世話ができなくなった場合、信託財産から飼育費用が支払われ、監督人を立てることで、ペットの飼育状況をチェックすることもできます。

ペット信託は、弁護士や司法書士などの法律専門家、あるいは信託会社で手続きを受け付けています。ペットの未来について不安な方は、一度相談してみることをおすすめします。

専門家への相談はできる?

終活は人生の最終段階における重要な準備であり、自分自身で行うには不安や困難を感じる方も少なくありません。そのような場合は、専門家のサポートを活用することで、安心して準備を進めることができます。

終活の専門家としては、終活カウンセラーや終活ライフケアプランナーなどが挙げられます。これらの専門家は、人生の終末期における様々な課題や不安に対して、寄り添いながらサポートを提供します。具体的には、葬儀や墓地に関する情報提供、遺言書作成のアドバイス、相続手続きのサポートなど、幅広いサービスを提供しています。

さらに、終活に関する相談は、専門分野に応じて、税理士、司法書士、弁護士などの専門家にも相談できます。遺産相続に関する税金面は税理士、不動産の名義変更は司法書士、遺言書の作成や相続トラブルに関する法律的な問題は弁護士に相談することで、より専門的なアドバイスを受けることができます。

また、各地で終活セミナーが開催されているため、積極的に参加してみることをおすすめします。終活セミナーでは、専門家から具体的な情報や知識を得ることができ、終活への理解を深めることができます。近年では、オンラインでのセミナー開催も増えているため、自宅にいながら参加できる機会も増えています。


専門家への相談はできる?

終活の始め方と準備

人生100年時代と言われる現代において、終活はもはや他人事ではありません。早いうちから準備することで、自分らしい最期を迎えるだけでなく、家族や周りの人たちにも安心を与えることができます。この記事で紹介した、エンディングノートの作成、遺言書の準備、不要品整理など、自分に合った方法から始めてみましょう。

終活は、自分の人生をより豊かに、そして安心して過ごすための大切な準備です。


株式会社NAMEでは出張撮影サービスの「いえい」と自分史作成サービス「STORY」で皆様の終活をサポートさせて頂いております。

出張撮影サービスの「いえい」では、ご自宅や思い出の場所など、カメラマンが指定された場所に出張し撮影を行ないますので、慣れ親しんだ環境で自然な表情を撮影することができます。

また、全国での撮影が可能となっており、実績多数のプロのカメラマンによってその人らしさを形に残せるためおすすめです。


自分史作成サービス「STORY」では、お客様への取材とヒアリングをもとにデザイナーがオリジナルでページのレイアウトを行ないますので、お客様一人一人にあった自分史を作成することができます。

オプションも豊富でプランも3種類から選んでいただけるので、自分に合ったプランをお選びください。


 
 
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