エンディングノートと自分史の違いとは?目的や書き方を徹底解説
- watanabe6049
- 3月7日
- 読了時間: 7分
更新日:6月10日
「エンディングノート」と「自分史」はどちらも自身の人生に関する記録を残すものですが、その目的や内容には大きな違いがあります。
具体的には下記ような目的でそれぞれ作成されます。
エンディングノート: 自分の死後、家族や関係者に必要な情報を伝えるためのもの
自分史: 自身の人生の歩みを記録し、振り返るためのもの
どちらも大切なものですが、それぞれの目的を理解し、適切に活用することが重要です。
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エンディングノートとは?
エンディングノートは、自分が亡くなった後に家族や関係者が困らないよう、重要な情報を整理しておくためのノートです。
故人が亡くなった後に、遺族が困らない為に生前に自分の希望などを残しておくことで、残された方の負担を軽減させる目的があります。
エンディングノートの目的
では、具体的にどのような項目を残しておく必要があるのでしょうか?
下記で具体的な内容に関してご紹介いたします。
自分の基本情報
氏名、生年月日、現住所、本籍地、家族構成、趣味、良く行くお店など、自分の人となりが分かる情報が望ましいです。
遺言書の有無
遺言書は作成しているのか?どこに保存しているのかなど残しておくと家族の手間を省くことができるのでおすすめです。
親しい人の連絡先
交友関係は家族は把握していないことも多いので、自分が亡くなった際に連絡してほしい人などもまとめておくようにしましょう。
財産・遺産情報(銀行口座、保険、投資、負債など)
預貯金に関してや不動産、生命保険、有価証券など、財産の内容をまとめておけば、遺族が調査する手間が省け負担の軽減になります。
また、遺産などに関しても関係書類をまとめておくと良いでしょう。
葬儀やお墓の希望
葬儀内容やお墓、喪主は誰がするのか、遺影に使ってほしい写真なども用意しておくと遺族は、葬儀、法要をスムーズに進めることができます。
医療や介護の希望(延命治療の有無、介護施設の希望など)
突然大きな病気や認知症などに掛かってしまった場合、意思表示が出来なくなる可能性もあります。
その時に事前に希望を伝えておくことも重要です。
家族や友人へのメッセージ
面と向かって言うのは恥ずかしいと思う方も多いと思いますが、エンディングノートを通じてなら自分の正直な気持ちを伝えられると思います。
また、文章として残しておけば、遺族はいつでも思い出に浸ることができます。
ペットがいる場合は飼育方法など
ペットの面倒は誰に見てもらいたいか?どのように飼育してほしいかなどの希望も記しておくことで、一緒に住んでいない家族がペットの扱いに困ることが亡くなるのでおすすめです。
サブスクなど定額契約しているものの情報
サブスクなどの定額契約しているものに関しては、ご自身しか把握していないことも多く、その情報を残しておくことで、亡くなった際に遺族が解約などをスムーズに進めることができます。
SNSやデジタル遺産の管理方法
SNSアカウントやインターネット上にデータがある場合、それらのアカウント、情報をどのように管理するのかも記しておくと安心です。
また、見られたくないデータなどがある場合は信用できる人に向けてその旨を伝えることも必要です。
パソコンやスマホのID・パスワード
パソコンやスマホにログインする情報も忘れずに残しておくようにしましょう。
ID・パスワードを複数運用されている方はアカウント毎に分かる用に残しておきましょう。
エンディングノートの書き方
必要な項目をリストアップする
簡単に書けるところから始める
定期的に見直して更新する
家族にノートの存在を伝えておく
上記のエンディングノートに必要な項目を参考にどの情報を残すべきなのかをリストアアプするところから始めて頂くとスムーズかと思います。
リストアップが終わったらエンディングノートを作成していきますが、一度にすべて書こうとすると大変なので、少しずつ書いていくようにしましょう。
また、作成後に自分の気持ちが変わってしまうことはよくあります。なので、定期的にエンディングノートを見直して、自分のその時の気持ちを書くようにしましょう。
最後にエンディングノートがあることを家族に伝えておき、自分が亡くなった際に見れるように保管しておきましょう。
エンディングノートを家族と一緒に作成するのもおすすめです。

自分史とは?
自分史は、自分の人生を振り返り、思い出や経験を記録するためのものです。書籍としてまとめることも多く、以下のような目的で書かれます。
自分史の目的
自分の人生の振り返りと整理
自分の人生を振り返ることで、どのような人に出会い、どのような経験をしてきたかなどを改めて確認することができ、自分の人生をより肯定的に捉えることができるようになります。
家族や子孫への記録として残す
自分が若いころにどのような人生を送っていたか知らない家族も多いと思います。
その時に自分の人生を書き記しておくことで、新たな一面を家族に伝えることができます。
仕事や趣味の実績をまとめる
どんな仕事をしてきたのか?どんな趣味があったのかをまとめることで、自分の中での振り返りにもなりますし、ご自身の人となりを伝えることができます。
自己成長や人生の意味を再認識する
子供や孫などに向けて、自分の人生がどうだったのか、どのように生きてきたのかを伝えることで、これからの人生を生きる指針として残すことができます。
自分史の書き方
時代ごとにエピソードを整理する(幼少期、学生時代、社会人生活、老後など)
重要な出来事や転機をピックアップする
写真や資料を活用して具体的に書く
読みやすいように構成を工夫する(テーマごとにまとめる、時系列で書くなど)
自分史を書く際は、年代ごとにエピソードを整理することから始めましょう。昔の写真などを見ることで、これまで忘れていたことなども思い出す良いきっかけになります。その中でも、自分の人生の転機になった出来事や、印象深かったものをピックアップしてまとめましょう。自分史を作成する際は、文章だけでなく、写真や資料などがあると読みやすくなります。また、読みやすさを向上するためには目次を作成したり、テーマごとにまとめたり、時系列で書いたりする方法があります。
完成後は印刷して保管、もしくはデータとして保管するようにしましょう。
それ以外にも今では個人でも本を作成することもできるので、製本して家族や友人に配ってみてもいいかもしれません。

エンディングノートと自分史、どちらを選ぶべき?
エンディングノートと自分史は目的が異なるため、両方を活用するのが理想的です。
比較項目 | エンディングノート | 自分史 |
|---|---|---|
目的 | 死後の手続きや希望を伝える | 自分の人生を記録・共有する |
法的効力 | なし(遺言書とは異なる) | なし(あくまで記録) |
書く内容 | 資産、医療、葬儀、メッセージなど | 人生のエピソード、思い出、考え方など |
誰のため? | 家族・関係者 | 自分・家族・友人 |
「終活」として取り組むなら、まずエンディングノートを書き、その後で自分史をまとめるのがよいでしょう。
まとめ
エンディングノートと自分史は、どちらも人生の記録として価値がありますが、
エンディングノートは、死後の手続きや希望を伝えるために書くもの
自分史は、自分の人生を振り返り、記録するために書くもの
という明確な違いがあります。
エンディングノートは家族のために、自分史は自分のために書くものと考えるとわかりやすいでしょう。どちらも、早めに準備しておくことで、より充実した人生を送る手助けとなります。

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