遺影写真の選び方や費用相場のご紹介|終活準備
- watanabe6049
- 1月8日
- 読了時間: 9分
更新日:6月10日
「遺影写真、どんな写真を選べばいいか分からない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、遺影写真に決まりはあるのか、選び方のポイント、準備にかかる費用相場を解説します。故人らしさを感じられる写真を選ぶことはもちろん、サイズやデータ形式、撮影の費用など、遺影写真に関する疑問を解決します。
さらに、生前に遺影写真を準備する方法も紹介しているので、家族と話し合って、安心して準備を進められるようにしましょう。

遺影写真に決まりはある?選び方・準備にかかる費用相場を紹介
故人を偲ぶ大切な遺影写真は、その方の生前の姿を美しく残すための重要なアイテムです。そのため、遺影写真を選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することが大切です。
まず、笑顔が自然に見える写真を選びましょう。故人の穏やかな表情が、遺族や参列者に安らぎを与えるとともに、温かい思い出を呼び起こします。
また、服装は落ち着いたものを選ぶことが大切です。派手な服装は、故人のイメージとそぐわない場合があります。
背景もシンプルで、故人が目立つように配慮しましょう。
さらに、鮮明で色褪せていない写真を選び、故人の姿を美しく残すように心がけましょう。
遺影写真は、葬儀や法事など、さまざまな場面で使用されます。
故人を偲ぶ重要な写真となるため、慎重に選ぶことが重要です。
遺族が慌てて準備する必要がないよう、生前に遺影写真として適切な写真を選んでおくことをおすすめします。
遺影写真の料金は、写真館やサービスによって異なります。
一般的には、写真撮影と額装込みで数万円から数十万円が相場です。
遺影写真専門の業者も存在するため、事前に問い合わせて、予算や希望に合ったサービスを選びましょう。
また、遺影写真に関する相談は、葬儀社や写真館、撮影サービスを提供している会社など、信頼できる業者に相談することをおすすめします。
遺族の希望や故人の生前の希望を丁寧に聞き取り、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
遺影写真とは?
故人を偲ぶための写真として、遺影は重要な役割を担います。
葬儀では、故人の生前の姿を写した写真や肖像画が祭壇に飾られ、参列者や親族は遺影を通じて故人との思い出を共有し、別れを告げます。
葬儀の終了後、遺影は通常、お焚き上げの対象となるか、仏壇に飾られることが一般的です。
葬儀用の遺影写真の他に、故人を偲ぶための写真として、仏壇やお部屋に飾る焼香台用の遺影写真も存在します。
焼香台用の遺影写真は、遺族が故人を偲び、その存在を身近に感じることができるように用意される写真です。

遺影写真のサイズ・データ形式について
遺影写真は、用途に応じて最適なサイズが異なります。特に、祭壇や焼香台に飾る場合は、一般的な写真サイズとは異なる規格が用いられます。
祭壇用
四つ切りサイズ
縦305mm×横254mm
A4サイズ
縦297mm×横210mm
焼香台用
L判サイズ
縦127mm×横89mm
キャビネットサイズ
縦165mm×横120mm
2Lサイズ
縦178mm×横127mm
祭壇用遺影写真は、葬儀会場の後ろからも確認できるように、大きめのサイズが一般的です。
一方、自宅に飾ることを想定した焼香台用遺影写真は、比較的コンパクトなサイズが用いられます。
遺影写真は、現物の写真またはデジタル画像データから作成が可能です。
デジタル画像データを利用する場合は、データ形式に注意が必要です。
JPEG、PNG、BMPなど、様々な形式が存在し、対応可能な形式は業者によって異なります。
遺影に適した写真の選び方
故人様の思い出を美しく、そして温かく残す遺影写真は、ご遺族にとってかけがえのないものです。遺影写真を選ぶ際には、服装やアイテム、雰囲気など、さまざまな要素を考慮することが重要になります。
近年では、写真加工技術の進歩により、希望のイメージに近づけることが容易になりました。服装や小物、背景など、細部までこだわって、故人様の個性と魅力が伝わる写真を選びましょう。
遺影写真にふさわしい服装は、故人様の生前の好みやイメージを尊重することが大切です。
普段着のようなカジュアルな服装でも、フォーマルな服装でも、故人様らしい服装を選びましょう。
また、写真加工によって、シワや汚れなどを修正することも可能です。ご遺族の希望に合わせて、故人様の美しい姿を写真に残すことができます。
遺影写真には、故人様の個性や思い出を象徴するアイテムを取り入れることもおすすめです。
例えば、趣味や職業に関連するアイテムや、大切な人から贈られたアクセサリーなど、故人様を象徴するアイテムを写真に添えることで、より個性的な遺影写真にすることができます。
また、写真加工によって、アイテムの色や形を調整することも可能です。
遺影写真の雰囲気は、故人様のイメージやご遺族の希望によって異なります。明るい笑顔の写真、穏やかな表情の写真、凛とした表情の写真など、さまざまな雰囲気の写真が考えられます。写真加工によって、明るさや色合いを調整することで、希望の雰囲気に近づけることができます。

故人らしさを感じられる写真を選びましょう
故人らしさを伝える遺影写真は、その方の個性と魅力が自然に伝わる写真を選ぶことが重要です。
誠実な印象を与えるためには、誠実さが表現された写真、穏やかな印象を与えるには笑顔の写真を選ぶようにしましょう。リラックスした表情の写真は、故人の普段の姿をより自然に伝えることができます。遺影写真に選ばれることの多い撮影シーンは、下記の通りです。故人が安らかにお眠りになる場所に飾ることを考慮し、家族が心から気に入っている写真を選ぶようにしましょう。
普段着で自然な笑顔の写真
趣味や好きなことを楽しんでいる写真
家族や友人と笑顔で写っている写真
旅行先での思い出の写真
風景の中に溶け込むように写っている写真
遺影写真は、故人を偲ぶ大切な写真です。故人の思い出を大切に、家族みんなで納得のいく写真を選びましょう。
ピントが合っていて、表情がはっきり写っている写真を選びましょう
遺影写真を選ぶ際には、故人のお顔がはっきりとわかる写真を選ぶことが大切です。
特に、カメラを見つめている写真を選ぶのがおすすめです。
スマートフォンで撮影した写真を使用することも可能ですが、画像の解像度が低い場合は、拡大した際に画像が粗くなってしまうことがあります。
そのため、遺影写真として使用する場合は、高画質で撮影された写真を選ぶようにしましょう。
また、ピントが合っている写真であっても、写真サイズが小さすぎると綺麗に仕上がらないことがあります。遺影写真に使用する故人のお顔の大きさは、目安として10円玉サイズ以上ある写真を選ぶようにしましょう。

できるだけ直近に撮影された写真を選びましょう
故人の人生の軌跡を写真で表すため、可能な限り最近の撮影された写真を選びましょう。
もし、故人が闘病中であったり、施設に入所されていた場合は、元気だった頃の姿を遺影写真として使うことも選択肢の一つです。何年も前の写真を使うことで、故人らしさがより伝わってくる遺影写真となる場合もあります。しかし、最近の撮影された写真がない場合や、元気な姿を遺影写真にしたい場合は、極端に若い写真を選ばないように注意し、アルバムなどからできるだけ新しい写真を選びましょう。
遺影写真の準備にかかる費用相場
故人様の写真を遺影写真として葬儀会社に依頼する場合、費用は一般的に3万円前後が相場です。
これは、遺影写真の撮影費用に加え、写真立てやリボンなどの装飾品代が5,000円程度含まれるためです。写真専門店で、既存の写真を加工して遺影写真を作成する場合、5,000円から7,000円程度で制作が可能です。
葬儀会社によっては、遺影写真の準備が葬儀プランに含まれている場合もあります。遺影写真の準備について不安な点がある場合は、各会社に問い合わせてみましょう。
生前に遺影写真を準備する方法2つ
故人の写真として、遺族が遺影写真を選び準備することが一般的でした。しかし、近年は「終活」の一環として、生前に遺影写真を選んで準備しておく人が増えています。
生前に遺影写真を選んで準備する主なメリットは、自分が望む写真を選べることと、残される家族の負担を軽減できることです。
遺影写真の準備を検討している方は、具体的な方法やメリット、デメリットを理解しておくことが大切です。
ここでは、生前に遺影写真を選ぶ方法について、2つの具体的な方法を詳しく解説します。
家族・友人にお願いする方法
生前に遺影を撮影しておく方法の1つは家族・友人にお願いすることで、自然な表情で写真の撮影ができます。
特に写真スタジオでの撮影など緊張して顔がこわばってしまうような方におすすめです。
また、最近では家族・ご友人と一緒に移ったものを使用することも増えてきています。
家族・友人に依頼することで、無償もしくは依頼料を抑えることができ、終活の予算を抑えたい方にもおすすめです。
ただ、撮影技術やメイクアップの技術がない方がほとんどだと思うので、クオリティを求める方はプロに依頼するのが良いでしょう。
写真スタジオで遺影写真を撮影する
故人の遺影写真を作成する際には、プロの技術を生かした写真スタジオの利用も検討しましょう。多くのスタジオでは、ヘアメイクを含めた撮影プランを用意しており、手軽に遺影写真を撮影できます。
写真スタジオでの撮影には、以下のようなメリットがあります。
プロのカメラマンが撮影するため、高画質で美しい写真に仕上がります。
背景や照明、ポーズなど、細部にまでこだわった遺影写真を作成できます。
予算に合わせて、さまざまな撮影プランから選ぶことができます。
写真スタジオの撮影プランの料金は、ヘアメイク込みで1万5,000円から2万円程度が相場です。衣装レンタルやポーズの追加など、オプションサービスも用意されているスタジオもあります。
遺影写真に特別な思い入れがある場合や、仕上がりにこだわりたい場合は、プロによる撮影が可能な写真スタジオの利用を検討してみましょう。自宅への出張撮影に対応しているスタジオもあります。

遺影写真選びのポイント
大切な故人との別れを、写真を通して美しく記憶に残したいと考える方は多いでしょう。この記事では、遺影写真に適した写真選びや、準備にかかる費用、生前に遺影写真を準備する方法について解説しました。故人らしさを感じられる写真を選び、ご家族の皆様が心を込めて見送ることができるよう、この記事を参考にして準備を進めてみてください。
株式会社NAMEでは出張撮影サービスの「いえい!」と自分史作成サービス「STORY」で皆様の終活をサポートさせて頂いております。
出張撮影サービスの「いえい」では、ご自宅や思い出の場所など、カメラマンが指定された場所に出張し撮影を行ないますので、慣れ親しんだ環境で自然な表情を撮影することができます。
また、全国での撮影が可能となっており、実績多数のプロのカメラマンによってその人らしさを形に残せるためおすすめです。
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オプションも豊富でプランも3種類から選んでいただけるので、自分に合ったプランをお選びください。



